標準的なレベルの認定で、サービスを提供する現場では欠かせない重要な基礎理念や基本動作を習得します。自身および周りのメンバーのサービスレベルを向上させるためのものであり、おもてなしスキルスタンダードの基幹を成すものです。
研修期間:計6~7時間
ベーシックの取得条件
ベーシックでは、以下に記載の7つのスキル(スキルセット)毎の到達度に達している必要があり、本制度公認の研修実施団体が開催する研修を修了することにより、到達しているものとみなされます。
スキル毎の到達度(ベーシック)
サービスの現場における「おもてなし」とは、コミュニケーションを通じて顧客との間で相互理解を深め、顕在化している顧客ニーズとともに潜在的な顧客ニーズをくみ取り、臨機応変に、過不足なく、適切な対価をもってソリューション(解決策)を提供することであることを理解できている。
(あいさつ・笑顔・言葉づかい・身だしなみ・立ち振る舞い)基本動作をTPOに応じて実践し、顧客からの基本的な信頼感を得ることができる。また、職場におけるルールやコンプライアンスについて理解している。
顧客からの依頼事項について、その理由や留意事項を読み取り、的を得た対応ができるなど、顧客との間での基本的なコミュニケーションをとることができる。
QSCについて、その必要性とともに基本的な考え方を理解し、その実現に向けて自分が職場の中で果たすべき役割を認識し、実践できる。
顧客からのクレームが発生した際、誠意を感じさせる態度をもってクレームの趣旨と背景、緊急性等を正確に理解し、職場の中でのクレーム対応のプロセスに従い、発生時の第一次対応ができる。
一人一人の顧客には異なる文化的背景、嗜好、信仰、年齢、障碍の有無等の差があることを十分に理解し、そうした異文化・多様性を背景とした多様な価値観や行動がそれぞれ尊重されるべきであることを理解し(「心のバリアフリー」の理念の理解を含む)、個別に適切な対応ができる
職場の中で自分の属するチームのミッションと、チーム内の規範と役割分担を理解し、チームにおいて自身が担うべき役割(メンバーシップ)を認識し、実践できる。
認定取得、研修のメリット
6~7時間の研修を修了することで、ベーシックの認定が付与されます。サービス業に従事する一個人としてのスキルアップ・サービスレベル向上に繋げるためだけではなく、来る社会人生活に備えて学生のうちからチャレンジすることも可能です。さまざまな年齢・職歴の方の学びや振り返りに有効なため、個人としてだけでなく企業単位で、新入社員研修や内定者研修としての導入、または社内インストラクター養成に繋げるなど、幅広いシーンで有効な研修です。
研修の形式
従来の座学中心型ではなく、ディスカッション、グループワーク、ロールプレイなどコミュニケーションを重視した参加型の研修となっており、知識の定着やスキルの体得、そしてより具体性のある落とし込みへとつながります。
また研修は公開セミナー型と、各研修実施団体から講師を招く社内研修型の2種類があります。社内研修型の場合、2日や3日に分けての実施なども可能です。詳細は、ページ最下部に記載しております各研修実施団体にお問合せください。
研修時間 | 6~7時間 |
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研修形態 | 公開セミナー、社内研修(1~3日)など※研修実施団体による |
認定条件 | 公認研修の修了※当日、修了者には認定証、認定バッジを授与します。 |
費用 | 研修形態、研修実施団体による |
更新制度 | なし |
公開セミナー日程・参加方法
公開セミナーに関しましては、こちらに日程を記載しております。お申込みは開催日程からリンクされる各研修実施団体のHPからご登録ください。
研修実施団体
社内研修のご相談などは、以下の各研修実施団体にお問い合わせください。
- エイジスリサーチ・アンド・コンサルティング株式会社
お客様に感動・共鳴を与える「コトづくり」
~「おもてなし」への理解を深め CSR配慮型の実践的手法を学ぶトレーニングコース
- 一般社団法人 おもてなしマイスター協会
おもてなしスキルスタンダード習得講座
- 株式会社KEE’S
Guest Service Professional ~お客様の笑顔で自己を成長させる”おもてなし”の方程式~